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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第20章 【初めてのアルバイト】後編


「結局お前か、この半分ボケ。」
「あ、あ、岩泉さんこんにちは。」
「おう。」
「何これから結婚資金でも貯めるつもり。」
「国見君の中で私ら兄妹は一体どないなっとんの。」
「ど、ども。」
「金田一君はもしかして巻き込まれた系。」
「そうっす。」
「気の毒に。」
「よー、マジでままコだったかー。」
「お兄ちゃんは元気。」
「どうも花巻さん。兄は元気です松川さん、おかげ様で。」
「良かったなー京谷。」
「うっせ。」
「矢巾さんと京谷さんもお元気そうで。」
「へぇ頑張ってるな、でもよくあのお兄さんが許したね。」
「それがですね渡さん、両親よりも兄が難関でして。」
「やっぱりか。」
「やーそれにしても」

一通りチームの連中が口を開いたところで及川が言う。

「まさか人見知りのツンデレ美沙ちゃんがお店番してるなんてねー。」
「私ツンデレちゃうもん。」
「はいはい。」
「話聞きなはれ。」
「でもなんでまた。」
「友達に頼まれてご親戚のお店でひと月ほどお世話になることに。」
「へぇぇ。エプロン姿似合ってるよ。」
「お世辞でも嬉しいです、おおきに。」
「お世辞じゃないのにひどいっ。」
「当然の反応だろが。」
「岩ちゃんまでっ。あ、美沙ちゃんお店番は何時に終わるの。」
「えと」
「見境なく誘うんじゃねぇこのクソ川っ。」
「痛いよ岩ちゃんっ。」
「おい半分ボケおめーも返事すんじゃねーぞ。それにどうせ烏野6番のこった終わったら迎えに来(く)んだろ。」
「まさか兄さんも部活あるのにそんな。」
「いや来るな。」
「絶対来る。」
「花巻さんと松川さんにまで言われるて何事なん。」
「縁下君だろ、何もしないとは思えないけど。」
「矢巾さんまで。」
「嫁さっきからうるさい。それよりこれください。」
「あ、ありがとうございます。でも国見君は嫁言いな(言うな)。」
「ままコー、俺これな。」
「俺はこれ。」
「お、俺はこっちお願いします。」
「はい、お会計はこちらです。」
「俺はこれで。」
「これ頼むわ。おい、クソ川はいつまで迷ってんだ。」
「京谷、照れてないでお前も早く行けよ。」
「うっせえ照れてねぇ。」

そういった様子で会計をする美沙、青葉城西の連中の殆どが買い物をしたところでとうとう及川の番になる。
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