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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第19章 【初めてのアルバイト】中編


なので美沙からすれば初アルバイト初日から妙な事になった。

「いらっしゃいませー、ってあれやっちゃんに清水先輩。」
「こんにちは。」
「美沙さん、お疲れー。」
「お疲れやっちゃん、今日バレー部は。」
「早く終わる日だったんだ。それで美沙さんがバイトするって話聞いたからちょっと見に来ちゃった。」
「そうなんや、清水先輩もありがとうございます。」
「慣れないだろうけど頑張ってね、美沙ちゃん。」
「はい。あ、いらっしゃいませー。」
「美沙さん頑張ってる。」
「人見知りなくなってきたのかな、良かった。」
「あ、美沙さん、これくださーい。」
「はいおおきに、じゃなかった、ありがとうございまーす。」

しばらく間をおいて勿論次にはこの2人が来た。

「いらっしゃいませーって、あ、え。」
「ちょっと何その反応。」
「や、ごめん。さっきやっちゃんと清水先輩が来たとこで今度はあんたらが来るとは思わんかったから。」
「ごめん、驚かすつもりなかったんだけど縁下さんから話聞いて気になっちゃって。」
「そうなん、山口はともかく月島がめずらしなぁ。」
「僕は別に、巻き込まれただけだから。それよりアンタ大丈夫な訳。」
「わからんけど慣れなしゃあないやん。あ、お会計いかな。お待たせしましたー。」
「仕事の大丈夫じゃないんだけど。」
「今んとこ大丈夫そうだね、ツッキー。」
「ふぎゃあっつって物ひっくり返さないんなら何でもいい。」
「心配してるって言えばいいのに。」
「山口うるさい。ちょっとままコさん、これください。」
「毎度ありー。」

またしばらくしたら今度はこいつらだ。

「いらっしゃいませー、って」
「美沙ー。」
「今度はあんたらか、今日はえらいバレー部の人が来るなぁ。」
「多分次は、むごっ。」
「日向、影山の口塞いでどないしたん。」
「なななな何でもないっ。それより美沙がバイトしてんの何か新鮮だな。」
「確かに初めてやけどねぇ。まさかあんたらも気になってきたとか。」
「そう。影山は淋しがってついて来たんだけどな。」
「日向てめっ。」
「お店でほたえんといてや(暴れないでね)、叩き出さなあかんのはかなん(かなわない)で。」
「わりぃ。」
「あ、俺あれ買おっ。」
「ありがとうございまーす。」
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