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【ハイキュー】エンノシタイモウトこぼれ話

第17章 【どうしてこうなった】後編


まさかの温田の暴走を挟みつつも別れの時間が来た。バレー部同士は火花を散らす一方普通にやりとりしていたのだが縁下美沙についてはやたら声をかけられることになる。

「美沙ちゃーん、リアルじゃしばらく会えないの及川さんさびしー。」
「そらおおきにせやけど兄さん以外は抱っこ禁止っ。」
「クソ川は兎にも角にもセクハラしてんじゃねぇっ、それと半分ボケ次リアル突撃かましたらケツが無事ですまねーかんなっ。」
「すすすすみません、ホンマにっ。」
「クソ川のセクハラについては対応してやる。」
「それはおおきに。」
「ままコー、達者でなー。」
「動画頑張れー。」
「はい。」
「ままコ、またな。」
「京谷さんもお元気で。」
「京谷、飴あげなくていいのか。」
「うるせえ、今日持ってきてねぇ。」
「まぁ今後もお兄さんを困らせないようにね。お兄さんも困ったもんな気はするけど。」
「渡さんにまで言われるて何事なんやろ。」
「縁下さんだっけ、旦那がいるのはわかってるけど及川をよろしくな。」
「あの人は兄さんやから旦那ちゃうからっ。」
「国見、あの人めっちゃ睨んでるぞ。」
「知るかよ、どうせいつか事実になるってのに。」
「清水先輩、美沙さんがまた囲まれちゃってます。」
「モテモテはいつもだけど及川のセクハラに間に合わなかったのは失敗したわね。」
「くやしがる潔子さんも美しいっす。」
「うん、西谷は黙ろう。縁下は落ち着こう。」
「成田、今度から縁下縛るもん持ち歩くか。」
「それはそれで世間から誤解されるからやめとこう。」

そうして帰りは自分もバスに乗せられただでさえ物凄く肩身が狭い中で月島から先生もびっくりかもしれないお説教をされた縁下美沙はヘロヘロになって帰宅した。

「兄さん、ごめん。」

着替えて義兄の部屋のベッドに腹ばいで寝そべって半泣きだ。因みに義母にも心臓に悪いから急に飛び出していかないでくれと言われたところである。

「いや、俺も思い切り忘れ物したからな。」

力は言って義妹の頭をそっと撫でる。

「気持ちは嬉しかったよ。」
「やっぱ兄さん優しい。」
「ただ今度からは本当に勘弁してくれよ。お前結構他校に顔がしれてるから。」
「あい。でも試合の時の兄さん格好よかったで。」
「そうかい。」
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