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Sweet days [ハイキュー!!SS集]

第21章 クリスマスケーキ


「えっ!?クリスマスケーキ予約してなかったの?」



「……うん、理緒が予約してるのかと思ってた。」



「私も予約してないってば!」

彼氏の研磨と初めてクリスマスを過ごすのに大事なクリスマスケーキの予約を忘れていて大ショック。


「……研磨ぁケーキ無くていい?」



「……ヤダ。」


ですよねぇ。
研磨甘いもの好きだからな。


「じゃあケーキは手作りでいい?」



「………理緒の手作りならアップルパイがいい。」


アップルパイってクリスマスケーキっぽくない……。


「クリスマスっぽくないけどアップルパイでいいの?」


「……いい。クリスマスケーキよりもアップルパイのほうが嬉しい。」



「了解。じゃあケーキはアップルパイ作ってくるね。」


「……うん、よろしく。」

私と話す研磨はいつでもゲームに夢中だ。
ほっといたらご飯食べるのも忘れてしまうぐらい。


「あっ、そうだ!研磨これクリアーして欲しいんだ!」

私は徐にスマホを取り出してゲーム画面をみせた。

2、3日前からクリアー出来なくて先に進めないパズルゲーム。


研磨は私のスマホの画面を確認すると
少し嫌そうな顔をした。

「パズルゲームは専門外なんだけどな……」

そう言いながらも研磨はスマホを受け取りゲームを始めた。



5分後

「……理緒クリアーしたよ。」

研磨からスマホを受け取り画面を覗くと
クリアー画面になっていた。

おぉ~しかも金メダル!!


「研磨すごーい!ありがとう!」


「…………アップルパイのリンゴうんと甘くしてね。」



「フフッ研磨好みの甘いアップルパイ焼くから期待しといてね!」

私はゲームしている研磨に抱きついた。



「…………ちょっと邪魔なんだけど。」

文句を言いながらも退かさないのが研磨の優しい所。


「研磨の為にクリスマス沢山御馳走用意するね!」



「………アップルパイとホワイトシチューだけでいい。」

相変わらず食の細い研磨にクスリと笑ってしまう。


クリスマスもゲーム三昧なのかなぁ。
研磨と居れるなら
どんなクリスマスでも楽しいけどね。

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