第5章 吸血鬼と人間
「ん、、、」
私が目を覚ますと、誰かの膝の上に乗せられていた。
「え、、ぇあぁ!!すいません!!!すいません!!すいません、、ってシノアさん!?」
「みやびちゃん、目覚めましたか。大丈夫ですか?」
「大丈夫です!!って、あれ、みんないる」
「みやび!痛むところはないのか?」
「目が覚めてよかったぁ〜〜」
「ほんと、心配かけやがって」
みんなは、私の心配しかしてなかった。
「どうし、、て、みんなは、、、私が逃げ出した、、こ、と、、怒ってないんで、、す、、か?」
私は涙を零して、ポロポロ落としながら言った。
「仲間が無事なら、それが1番です」
シノアは笑顔でいった。
「ま、まぁ、単独行動するなんて、馬鹿優のすることだから、みやびも馬鹿だな!!」
「みっちゃんは、こう言ってますけど、結構心配してましたからねぇ〜」
「し、、シノア!!」
「みんな、ありがとう!それから、ごめんね、、ごめんね」
こうやってまた、他愛のない会話が出来たことを本当に嬉しく思う。