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FloW WorlD

第7章 BoyS WorlD


「はぁ・・・」




少年は小さく、わざとらしくため息をついた。





『あっ・・・ありがと・・・』

琴乃は言葉を詰まらせながら言った。




背を向けていた少年が振り返る。






「お前、運が良かったな。俺が来なきゃ大変なことに・・・


いや・・・来ない方が・・・」



後半の方はよく聞き取れなかった。



『??』


琴乃は首をかしげた。






「・・・ふっ!!  なんでもねぇよ。」


少年は少し笑った。
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