• テキストサイズ

平和な1日。

第2章 episode1



そしてコンサートは無事に終わった。
とても楽しかった。

ワクワクしたままの気持ちで、ゲスト席から降りてゆくと渚人さんに出会した。

「あ、」

思わずそう声を漏らした。

「楽屋、一緒に行くか」

再び腕を握られて、スタスタと引っ張られる。
握られる力は優しいのに、どうしてか振り払えない。

大きな背中を見つめながら、なぜかちょっとだけ嬉しくなった。

この気持ちに、きっと理由はないけどうそはなかった。

ただ、嬉しくなっただけ。
/ 392ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp