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愛儒妖怪 【R18】

第2章 交わった躰


「・・・?」

犬神が慌ててを抱き上げる

ずるぅぅ・・・と雄を引き抜くと、の蜜壺からは白濁液がドロリ・・・と溢れ出した

はビクビクと体を痙攣させてはいるが、規則正しい呼吸を繰り返しているから気絶してしまったのだと悟る

「今のは・・・一体・・・」

犬神はを抱きしめたまま呆然とする


「犬神様っ!!」

そこへ慌てた様子の青女坊がやってきた

「・・・青女坊・・・どうかしたのか・・・?」

「今、結界が・・・これは一体何があったのですか?!」

青女坊が白濁液にまみれたと乱れた部屋を見て驚く

「・・・それより結界がどうかしたのか?」

「犬神様の張られた結界が一瞬解けまして・・・」

「何?!」

「その隙に狙っていた妖怪が侵入したのですが・・・」

「なんだと?!」

犬神がを抱いたまま立ち上がるとばたた・・・との蜜壺からは大量の白濁液が流れ落ちてきた

「・・・に・・挿入したのですか?妖怪のお姿のまま・・・?」

「あ・・・あぁ・・・人間の体には到底無理だと思っていたんだが・・の様子が途中から変わって・・・」

「の様子が・・・?」

「ああ・・・まるで何かに取りつかれたかのように・・・妖艶で・・・俺も歯止めが効かなくなって・・・」

ぎゅうっとを犬神が抱きしめる

「そ、それでは?」

「多分気を失ってしまっただけだと・・・思うが・・・見てやってくれるか?」

「わかりました」

犬神はを丁寧に布で拭きとると、包み青女坊に渡す

「・・・見たところ・・大丈夫そうですね・・呼吸も落ち着いてますし・・・」


「っ!!!・・なんだ?この空気は?!」

「お気づきになられましたか?実は結界が一瞬解除された直後に張られた結界は今までの比にならないほど強靭な結界が張り直されたのです」

「これは・・・一体・・?」

犬神の銀色の毛並みの毛先が一部金色に輝いていた

「・・・体から力が溢れ出すのを感じる・・・」

「妖力が溢れ出しているようですね・・・」

「まさかと交わったから・・・なのか?」

「今のところ他に原因がわかりませんし・・」

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