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【銀魂】リハーサル 【沖田総悟】3Z

第1章 きっかけ



貴「本気で好きになった人とは…なかなか結ばれないものなんだね…」



唐突にが話し出した。総悟はが座っているベンチに腰をかけ、まじまじとを見つめ話し出した。


総「なんでィ、元気ねぇと思ったらそんなことですかい」



貴「そんなことって…!」



総「どおりで、俺との張り合いにも力が入らねぇわけだ…?」



総悟は両手を頭の後ろにおき、空を眺める。は顔を赤くし、うつむきながら話し出した。



貴「私、なかなか素直になれなくて…相手に気持ち伝えるの下手っていうか、多分、相手も私が想ってることなんか気づいてないと思う…授業にも集中できなくて…」



総「なんでィ、俺に恋バナですかい?そんなガラじゃねーだろうが。」



総悟はいたずらな笑みを浮かべながらの鼻をつまむ。



貴「いだだだ!ちょ!総悟!人が真剣に話してんのに何すんのよ!!」



総「ぶは!ブッサイクなツラでィ!お前はその顔の方がお似合いですぜィ」



貴「む、むかつくーー!!」



総「こんなかわいげねーブッサイクな女、誰も相手にしねーだろィ!」



貴「はぁ?絶対いい女になって私の好きな人落として見せるんだから!ついでにあんたもギャフンと言わせてやる!絶対!」



怒り狂うを横目に、総悟が話を始める。




総「……お前の好きなやつって……銀八だろィ…?」



貴「う”……ええ!??」



総「違いやした?」



貴「う”ぅ”…………そうです……」



の声が小さくなる。うつむく彼女を見ながら、総悟は薄ら笑いを浮かべた。



総「お前ほんとわかりやすすぎでさァ。授業中もチラチラ銀八のこと見てるだろィ?嫌でも後ろの席の俺にゃもろバレするだろーが」



貴「う……!!」



総「で?告白する作戦はたててんのかい?」



一気にの顔が赤くなる。制服のスカートの上でぎゅっと両拳を握り、固まってしまった。総悟はの顔を覗き込み様子を伺う。



総「あーあ、こりゃ重症ですねィ?大分惚れちまってるみてーでさぁ」




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