第23章 黒尾と夏（Ｒ18）

ってか！


そーゆーことだよね？


華と夜久くん。


もう、付き合っちゃってるんだよね？

それとも、今日告白するの？


気になることは山ほどある。



デザートに

シャーベット風のバニラアイスを
口にする。


甘い。



夏の味がする。







部屋に戻って準備して……。







黒尾「おー。遅かったな？ほら、いくぞ。」






『うん！』






手をつないで。



黒尾「なぁ、」


『うん、？』


黒尾「付き合うかー。」


『うん、……っえ？うん？！』

黒尾「リエーフに取られんのやだし。まんざらでもない反応するお前が悪い。」


ちゅっ、






まだ、花火も始まってないのに


多分ピークを迎えた。



『……！！』


黒尾「嫌か？」


『え、ぁ、い、いやじゃ、、ない…』

黒尾「うん、しってる。」ﾆﾔ

『な、なによ、、ばーか、』

黒尾「好きだって言ってくんなきゃ、離してやんないよ？」



くっくっくっ、と

笑う黒尾……。


な、なんて意地悪なヤツ！！



『す、すき。』


黒尾「うん、？」


『だ、だから、、、すき、だってば、、』


黒尾「よくできました。」



ちゅっ。









ぎゅっ、













ドカーーーン








ヒューン








ドカーーーン







花火の音が聞こえる。




空が急に明るくなって。






たくさんの色。




夏の色。











私たちの夏は終わらない。





end