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【100プリ】 消えない過去と生きる今(ルイとのお話)

第29章 夢√編 誓い(夢√END)



「・・・笑わないで、ルイ」

 ルイを軽く睨むと、
 ジルの後ろから
 ユーリが歩いて来るのが見えた。

「ユーリ・・・」

ユーリ「零様」

(・・・何から伝えよう)

「ジル、ユーリ・・・」

ジル「プリンセス」

 言いかけた言葉を遮って、
 冷静なジルの声が言葉を続ける。

ジル「・・・ガラスの靴を持て余していましてね」

「・・・?」

 見上げると、
 ジルは今まで見たことがないような
 優しい笑みを浮かべていた。

ジル「いつでも貴女の帰りを待っていますよ。このウィスタリアも・・・そして私たちも。プリンセス」

「・・・・・・っ・・・」

 ジルの言葉に息を呑むと、
 ユーリが笑った。

ユーリ「早く戻ってきてね、零様?」

「・・・うん」

 泣きそうになるのをぐっと耐えて
 小さく頷くと、
 涼やかなルイの声が響いた。

ルイ「・・・ジル、ユーリ。どれだけの礼を言っても足りない」

ジル「何を仰るんですか?」

ルイ「・・・・・・?」

「・・・・・・?」

ジル「次期国王の隣にプリンセス、私の策略通りです」

 悠然と微笑むジルに
 私とルイは顔を見合わせた。

ユーリ「それ、ほんとですか?」

 そして笑みを零すと、
 私はジル、ユーリそして、ルイを見つめた。

「それじゃ・・・、行って来るね」

ルイ「・・・うん」

(・・・絶対に、自分の足で戻って来る)

 三人に見送られて、
 私は日本へと戻った・・・――。




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