第6章 四番隊のお仕事3
卯ノ花隊長に影柘榴の事を相談した。
霊力の封印を解いて安定させること。
戦闘系の力なので剣術の訓練もしたいこと。
影柘榴があれから現れる事がなく、きっかけすら掴めず行き詰まっていること。
誰かに指南を頼みたいことを伝えた。
「そうですね、四番隊にいる今は戦闘系の力が至急必要になることは少ないかもしれませんが……優姫の霊力の封印については私もあの時から気にしてはいましたし、少し時間を取って調べたほうがいいかもしれませんね。」
卯ノ花隊長も納得してくれたようで、何かを考えているようだった。
「私の方で適任の方に話を通してみます。それまでは通常の仕事に努めて下さい。」
力になってくれる事を約束されてほっとする。
「では、今日の仕事に戻ります。お時間頂きありがとうございました。」
「今日は何の仕事ですか?」
「今日は六番隊の健康確認に行きます。」
「そうですか、朽木隊長の所なら安心です。しっかり努めてきて下さい。」
「はい、行って参ります。」
一礼して卯ノ花隊長の部屋から退室した。
六番隊の朽木隊長……
卯ノ花隊長はずいぶん信頼されているのかな?
かなり厳しい方だと噂では聞いたけど。
あれこれ考えているうちに六番隊の隊舎に着いた。