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その胸に抱くのは~BLEACH~

第3章 覚醒


卯ノ花隊長の指導のもと鬼道の訓練は進められていた。

卯ノ花はふと優姫に目を向ける。
死神になるために必要な霊力は備わっている。
だが今一つ優姫の霊力はその力が不安定であやふやな所がある。
あの時彼女が話した父親が施した封印のせいだろうか。
しかしあの事件の日爆発した優姫の霊力は各隊の席官クラスはあった。
彼女の本来の力は今はまだ眠っているということだろう。



「卯ノ花隊長!!」

訓練中の卯ノ花の元に一人の隊士が駆け寄る。

「葬魂の実習に行っていた生徒が巨大虚の大群に襲われました。怪我人も何人かでています。至急回復治癒の処置をお願いします。」

「わかりました。いい機会です。成績上位者10名はついてきなさい。」

駆け出す卯ノ花の後から優姫を含む10人の生徒が続いた。


現世から戻った生徒達の何人かが怪我をして呻いている。

「救援要請を受けて現場に向かった時には既に何人か襲撃されていて、申し訳ないが治癒をお願いします。卯ノ花隊長。」

「藍染隊長……。わかりました。あとはこちらにおまかせ下さい。」


卯ノ花が五番隊隊長の藍染から引き継ぎを受けている間に、後ろに控えていた優姫に変化が起きていた。
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