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Volleyball!!

第3章 地獄の練習


「多分、練習着はみんなオソロなんじゃない?」
「あー、そうかもね。」とはるが頷く。
そこから他愛もない話に飛んで行き、気がつけば学校についていた。
ガラガラガラ・・・
私は教室の窓を開けた。
「「はよーっす」」
何人かの男子が挨拶してきた。
「おはよー」「はよー」私とはるも返した。
教室には、いくつかのカバンと挨拶してきた男子たちだけいた。
私は自分の座席に向かいながら、男子たちに問いかけた。
「みんな部活?」
「そうそう。おまえらもか?女バレも大変だなー。」男子の一人が答えた。
「あたしらが女バレのこと知ってんの?」はるが聞いた。
すると別の男子が答えた。
「さっきから、おまえらの監督が宣伝し回ってたからな。」
「「え。」」
「『今年の最強戦士だあー!!』とか言ってたぜ。」
私とはるは顔を見合わせた。
すると、遠くの廊下から小さな声が聞こえてきた。だんだん大きくなってくる。「今年の女バレは絶対勝利だあー!!」という内容が。
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