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Volleyball!!

第2章 個性豊かな部員たち


「ぬぅわ!?」私とはるは二人して藤川先輩をよけた。先輩が勢い余って転けそうになる。
「とっとっとっと…二人ともひどい…!」と唇を突き出す。
「突然突進してったヤツが悪いでしょ。」と高木先輩。
「キャプテンの言うとおりだよ~。」立花先輩が合わせる。
「二人とも大丈夫?」福原先輩が問いかけてきた。
「「はい・・・」」
「ふじ、後輩が引いてるじゃない。」
「だってぇ、藍、二人ともカワイイじゃんかー!」藤川先輩がギャーギャー騒ぐ。
「誰もおまえみたいに飛びつかないから。」
「キャプテン・・・」
「うぅおっほん!一人忘れてるようだが…」
[監督・・・]
皆、監督の存在を忘れていた。
「とにかく!明日七時から朝練だ。七時前にネットは立て終えておくこと。では、今日は解散!」
〔ありがとうございました!〕
先輩たちは、私たちとは別の扉から出ていった。私たちも教室への道をたどる。
面白い先輩たちと監督。この女バレはとてもやりがいがありそうだ。
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