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【少ハリ】原石の輝き

第9章 バレンタイン編 風見颯ーカケルー


夜のステージが終わって、私は片付けをしていた。
そこにカケル君が声をかけてきた。
「遅くまでお疲れ様。一緒に帰ろう?」
「…うん。荷物取ってくるね」
屈託のない笑顔のカケル君。
その笑顔、今日は罪だよ…

暗い帰り道を、ステージの感想や反省を話しながら歩く。
会話が途切れた時、私は思い切ってチョコを取り出した。
「これ…遅くなっちゃったけど…」
「え?…あぁ、ありがと」
受け取ってはくれたけど、伝わってないよね…
「…カケル君…あの…えっと…」
「ん?どうしたの?」
「…好き、です…」
言った!言ったよ!!
…あれ?カケル君の反応…もしかして困ってる?!
思わずカケル君を見上げると、固まってる…?
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