第1章 幼馴染編 プロローグ

私は月山静香。
少年ハリウッド、というアイドルグループのメンバーの一人であるあの人とは幼馴染です。
”アイドル”という手探りの職業に苦悩しているあの人が見ていられなくて、
いろいろと世話を焼いていた。
ファン目線、ていうのかな…こうしたらかっこいい、可愛い、とか。
そうしたら、シャチョウとテッシーに、劇場の手伝いをして欲しいと頼まれてしまった。
学校が終わって、劇場に通って、遅くまで作業してるけど、
結構楽しいんだよね。
ずっと子供みたいだと思っていたあの人が、どんどんかっこよくなって、
確実に成長してる。
今はもうファンとは違う、ただの幼馴染という距離でもない場所で、
一緒に”少年ハリウッド”を作り上げていく。
すごく、楽しい！

さぁ！今日もがんばって仕事するぞ！
…って思ったら、さっそくあの人が声をかけてきた。




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