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【刀剣乱舞】それは、確かに恋でした

第2章 折れた仲間達


目覚めた時、そこは見慣れぬ手入れ部屋だった。
周りには、多数の審神者が僕を手入れしてる状況で……。

「――僕、助かったんだ……」
「はい。鶴丸国永様が決死の覚悟で」
「鶴丸は?」
「破壊されました」

最悪の結果だ。
安易に、「いいよ」なんて言わなきゃ良かった……。

「じゃあ、優大様は?」
「瀕死の状態です。他には、槍全滅。岩融誘拐。短刀全滅。蛍丸破壊、石切丸誘拐、明石破壊、一期一振破壊……」
「――残っている刀は?」
「大倶利伽羅、燭台切り光忠、三日月宗近、山姥切国広のみです」

たったこんだけの刀数で、どうすりゃいいの……!?
方法がもう思いつかないよ……。

「鍛刀は?」
「――できる者が残っておりません。優大様の回復を待つ以外道はないかと」

あぁ、僕の安易な行動のせいで、全てが終わってしまた。
あの時、優大様を止めればよかった……。

「――姫鶴一文字様、こんのすけ様よりお話があるそうです」
「――うん、わかった」

僕は、元に戻った体を確かめてから動き出す。
残った刀で、どうにかやりぬくしかないんだ……。
優大様が元気になって、鍛刀しなおしてくれる以外道はない。

それまで、僕らは本丸を守らなくちゃ。
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