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【テニプリ】闇菊【R18】

第6章 【ヒョウヘン】




「体育倉庫ってさ、なーんか埃っぽいしジメッとしてるし、嫌だよな~?」

「無駄話してないで、さっさと確認してください」


次の日のお昼休み、さっそく菊丸くんと一緒に体育倉庫へと向かう。


体育倉庫の管理と言っても、実際に使うときに困らないように、ちゃんと用具がそろっているかとか、きちんと整理整頓されているかとか、窓や鍵や照明や……そんなことをチェックする。


それって体育祭実行委員の仕事?ってことまで入っているけれど、まあついでだしいいかってことで仕事に励む。


「跳び箱……マット……長縄……」


そう声にしながらチェック表にレ点を付ける。
そんな間、ヨッ、ホッっと言いながら跳び箱を跳んで渡る菊丸くんに、小学生か?と内心つっこみつつ、微笑ましく思って頬が緩み、慌てて顔を引き締める。


「菊丸くん、遊んでないで鍵の確認をしてください」

「ほいほーい♪」


そうおどけて返事をする彼に思わず見惚れてしまい、ニイッと笑う彼と目があって慌てて背を向けた。


ドキドキする心臓をぎゅっと押さえ、それより、仕事仕事!とまた用具のチェックを始める。


「平均台……リレーのバトン……菊丸くん、鍵はどうですか?」


そう彼に聞いたその瞬間、彼の返事の代わりに聞こえたのは、ガチャンと施錠された大きな音。


……え……?


何故かその音に胸騒ぎがして、恐る恐る後ろを振り返る。


な、に……?


振り返った私がみたものは、あの日の歪んだ口元でニヤリと笑う、


菊丸くんの笑顔だった___

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