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第2章 突然どうした? :竜ヶ崎怜 ギャグ




怜がまたよくわからないことを言い出した。


「僕は今日から水泳部に入ります!」


は?


『陸上部は?棒高跳びはもういいの?』

「はい!今の僕には水泳しか見えません!」

『………へぇ…―大丈夫なの?』

「はい!先輩方も親切に泳ぎをレクチャーしてくれますし、何より理論は完璧に頭に叩き込んでありますから大丈夫です!」

『そうなんだ―。棒高跳びしてる怜何か空を舞ってるみたいでかっこよかったんだけどなー』

「ぅえ!?ななな、何ですか突然///」

『え?いや~別に』

「あ、空を舞うと言えば僕の専門はバッタなので形は違えど似てるかもしれませんね!」

『………!?バッタ?』

「ぇえ、バッタです」

『バッタって昆虫の?』

「昆虫?ぁあ…はい」

『怜、遂に仮面らいだーの仲間入りしたんだ!』

「はぁ?なんで仮面らいだーが出てくるんですか?水泳と無関係です」

『え?だってバッタでしょ?あの緑色のピョンピョンはねるやつ』

「……………バッタ違いです!!バッタはバタフライの略です。わかりますよね?バタフライ!」

『おー、てふてふさんか!バッタなんて言うから勘違いしちゃったよ!』

「てふてふって…」

『今度泳いでるとこ見せてよ!』

「え!?」

『何のスポーツしてようが怜が頑張ってる事なら何だって応援するよ?だから頑張って!てふてふ泳ぎ』

「///わかりました。ですがバッタと呼んでください!てふてふ泳ぎなんて…美しくない」

『そうかな?怜は蝶なんだね~楽しみだなー絶対に見せてね!』

「……、クスッいいでしょう!」


彼氏が突然水泳部に入った。
何がきっかけかわからないけど、私にできることは怜を応援すること。

頑張れ、怜!

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