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Teleportatin

第1章 遠いあなた


カウントダウンが終わって帰る準備をしてると




「健人くん!」


名前を呼ばれ 振り返えるとマリウスと聡と風磨がいた。


「1人セクサマお疲れ」

なんて、風磨が笑いながら言ってくる


「うるさい。結構寂しかったわ。」


と笑いながら返す俺

あー寂しいと言えば、あいつなにしてんのかな


1ヶ月以上会ってないな。


寝てるかな。



「健人くん帰るの?」

さっきまで風磨とマリウスと騒いでた聡が聞いてくる



そりゃ帰るよ!

この時間だぜ?
お前らも帰れよって突っ込みたくなる


♪~


誰かの着信音がなる


「俺だ。」


風磨が携帯を耳にあてる。




「ん?どうした? いるよ。代わる?ちょっと待って」

はい と俺に携帯を渡してくる



頭に?を浮かべながら電話にでると


《もしもし?》

俺の愛しい人の声だった


あー癒される


「せ…な…?」

《健人だ…健人だ…》

嬉しそうな声に頬が緩む。


「ジャニカウ見た?」


《あ、うん。見たよ。お母さんが大人っぽくなったねって言ってたよ。》



あれ?聖奈からの感想じゃなくてお母さんの感想かい!


って言いたくなったけど聖奈の声が少し元気なかったから


「聖奈?大丈夫?」


《な…にが?》

泣きそうな声に変わる

「俺なんかした?」

《違うの。ただテレビの健人が遠く感じて、、》


最近ちゃんと逢えてなかったし

連絡もあんまとれてなかったから寂しい想いさせてたのかな



ごめんな気づいてやれなくて


泣かないで


熱い衝動が込み上げる。


「ごめん。聖奈」


《健人のせいじゃないの、あたしが、、》

「急いで帰るから。またかけ直すね」



電話を切って さんきゅ と風磨に返す


「帰るわ。」


逢いたい逢いたい逢いたい。



つく頃には夜を飛び越して朝になってるかな?


今すぐ抱きしめたい。



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