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Dye D? 3

第20章 残された者




場所が分かった事で

皆の顔に少しだけ力が戻ったようだった




村上「じゃぁ、二人の身体を回収に行くか?」




そう言うと動き出した村上の腕を

横山は無情に掴み歩みを止めた




横山「行ったらお前も二人の二の舞やで・・・」




その言葉に村上は横山を寂しそうに見る





横山「敵は次のターゲットを捕まえる為に

罠を仕掛けてるはずや」





丸山「じゃぁ、二人は放置してるの?」





その丸山の言葉に横山は静かに首を振る




横山「マル、大事な事を読み間違えるな

アイツらの身体を回収するのが目的と違う」




その言葉に丸山が悲しそな表情になる




横山「場所の特定が大事なんや・・・」




大倉「じゃ、二人をほっとくつもりなの!」




大倉も声を荒げて言う




横山「忘れるな!

俺らは吸血鬼や、こんなことぐらいで

倒されたりはせん!」




横山は動揺している二人に

喝を入れるように声を荒げて言う




その横山を擁護するように

渋谷が付け加えた




渋谷「まぁ

あの二人は見かけより強いからな」



そう言うと小さく笑った



その言葉に合わせるように

横山が丸山の肩を叩き





横山「・・・二人を信じよう

必ず逆転の糸口を見つけてくるから」




そう言って丸山と大倉に微笑んだのだ





村上「ほんまにそれでええんか?」




ずっと話を聞いていた村上が

辛そうに言った



その言葉に皆が村上を見る



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