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Dye D? 3

第19章 鍵




 大倉とミナも諦めずに雪を探し続けていた




ミナは必死で探し続けている

大倉を見つめていた




大倉と雪の話を聞いて

余計に大倉に興味を持ってしまったのだ





こんなに深く人が愛し合える事が出来るなんて

ミナには信じられなったのだ




それも、自らの命を削って

闇の世界に飛び込んだ

雪が羨ましいと感じていた





それだけ愛せる人と出会えて





大倉「・・・ここにもいないね」




大倉が小さく呟く




その落胆の声が

本当に雪に会いたいという

悲鳴に聞こえる




どれだけ心配しているか痛いほど

伝わってくる




ミナ「次を探しましょう

もしかしたら

他の人が見つけるかも知れないですよ!」




ミナは必死で大倉を元気付けようと

頑張っていた




その気持ちは大倉に届いていたから

大倉は優しく受け取るように




大倉「そうだね、次に行こうか・・・」



そう言うと部屋を出た時だった



自分たちの前を渋谷とミヨが歩いて来た




大倉「・・・すばるくん」



その声に気が付き渋谷が大倉を見る

そして大倉に近づくと



渋谷「横が、人間は寝る時間やて・・・」




そう告げると

大倉の後ろにいたミナに目線を向けた

それに答えるようにミナは言った




ミナ「私は、まだ平気だけど」




その言葉に渋谷は小さく鼻で笑った



渋谷「さよか・・・・」



その瞬間だった

渋谷の瞳が怪しく光ったと思ったら

急にミナの意識が落ちてしまい

身体が力なく倒れていくのを大倉が支えた


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