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Dye D? 3

第67章 対決【前編】






フードの下にはミナが冷たい瞳で

静かに笑いながら話し始めたのだ




『お前たちは

どこまでも邪魔をするつもりなんだな・・・』




その言葉を聞いて

村上が横山の後ろから

驚きながら言った



村上「お前は、意識なくなってて

動けんはずやろ・・・」



村上は信じられない顔で

ミナを見つめていた





ミナは冷たい声で村上に言った



『アイツはもう消えた・・・・

用済みだ・・・・』



その言葉に丸山が怒りを露わにして言ったのだ



丸山「その身体を奪ったんだね・・・」



丸山の言葉に静かにミナは頷くと

静かに語り始めた



『最初は、興味だった・・・

いつもの様に仕事をしようとした

すると俺に哀願する少女に出会った』



誰もが、黙って話を聞いていた

この事件が何故起きたのかを

知りたかったからだ



『なぜ自分の命を投げ打って

助けたいと思うのかと・・・

俺が出会った人間は

いつも己が生き延びる事ばかりだった

だから、知りたくなった・・・』



その話に横山は冷たい瞳で聞いたのだ



横山「だから、その身体を助けたと?」




ミナはその言葉を聞くと

そうだと言うかのように

静かに笑い続けたのだ



すると大倉が

悔しそうに手を握りしめながら言った



大倉「自分の興味のために

それだけの為に・・・

彼女たちを・・・

もて遊んだと・・・」




それを聞いたミナは冷たく言い放った




『言葉が悪いな吸血鬼・・・

俺は助けただけだ・・・

俺は彼女たちを助けたんだ・・・』



その言葉に今まで黙っていた渋谷が

反論するように言った



渋谷「それはお前の自己満足で

結果は苦しみを与えたんや」



その渋谷の言葉に

ミナは怒りを感じたのか睨みながら



『俺はアイツが願ったから

俺は命を永らえさせた・・・

しかし、もうコイツも

その部屋のヤツも俺の興味は無くなった・・・

俺には必要はない・・・』




その冷たい言葉に

誰もが怒りに任せて

ミナに飛び掛かったのだ




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