• テキストサイズ

Dye D? 3

第52章 違和感








その言葉を聞くと

考えながら言った




丸山「ありえない話だけど・・・

それを亮ちゃんは感じなかったの?」




丸山の言葉に錦戸は驚いた



錦戸「感じるって?」



不思議そうに見ている錦戸に丸山が言った



丸山「誰よりも感覚はするどいでしょう?」



その言葉に錦戸は小さく笑った

そして鼻をかきながら



錦戸「言い訳になるけど

あの世界は異様やった・・・

いつも誰かに

見られてる感覚やった」



その言葉を聞いて安田も大きく頷いた



安田「そうやねん

ほんまに空気が重くって

誰かにずっと

見張られてる感じがしたんやで」




二人の言葉を聞いて丸山は頷きながら




丸山「だから

向こうに連れて行かれたのかも・・・」



二人は丸山を見た

すると丸山は優しく微笑みながら



丸山「ここならバレるけど

向こうならやれると思ってね?」



その言葉に安田が驚いて



安田「えっ、雪になり替わる事が?」



その言葉に錦戸は怪しく瞳を深紅に変え



錦戸「なるほどね・・・

考えられん事はないな・・・」



そう言って嬉しそうに笑ったのだ


すると安田が少し辛そうに


安田「でも、何で・・・・

そんな事を・・・」



その言葉に誰もが黙ったのだ

自分たちが導きだした答えが

何を意味するのか

分かっていたが口に出すのが怖かったのだ



重い空気のまま

三人は過ごしていたのだった











/ 291ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp