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Dye D? 3

第33章 提携






 横山と錦戸は狭間の世界の

屋敷の廊下を歩いていた

横山が少し先に歩く形で



錦戸は横山の背中を見ながら

一人思っていた




この屋敷は気持ち悪くって仕方なかった

感覚的にいつも誰かの目があるような

不気味な感情が

胸を不安にさせていたのだった




しかし横山は涼しそうな顔をして

何も感じないかのように歩いていたのだ

この男の大きさを感じてしまう




そんな横山に錦戸は声を掛けた



錦戸「なぁ、どこに行くん?」



錦戸の問いに

横山はチラッと相手の顔を見ながら答えた



横山「ここの世界のボスの所や」



横山の答えに錦戸は驚いた



錦戸「はぁ?」



驚いた顔をした錦戸を

横山はニヤニヤしながら笑い

歩き続けながら




横山「相手も挨拶なしやったら

ムカつくやろう?

やから挨拶に行くんや」



錦戸は焦りながら横山の腕を掴んで

歩みを止めた




錦戸「ちょ、それって?」



捕まれた腕を

横山は冷たい目線で見つめていた




錦戸「相手は・・・・」



錦戸の瞳が深紅になる

それを横山は確認しながら



横山「死神や・・・・」



錦戸の顔色が変わった



錦戸「!!!!!!!!!!!!」



その錦戸の顔を見て

横山は少しだけ笑った



横山「なんや、怖気着いたんか?」



その言葉に負けず嫌いの

錦戸の顔つきが変わった



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