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Dye D? 3

第31章 復活






横山が必ず謎を解いて

自分たちをここから

出してくれると信じていたからだ


絶対の信頼があったのだ




横山「ここは、ほんまに狭間なんやな」



横山の突然の発言に驚いた顔をし



安田「狭間?」




横山は安田が反応した事を知ると

首を静かに振り



横山「いや、こっちの話や・・・」



安田は横山が隠した事に

納得がいかなかったが

彼が聞いても、その時にならないと

言わないのを知っていたので

聞かない事にした



それよりも早く

横山を錦戸の所に連れて行きたかったのだ




自分と同じように

錦戸を安心させたかったのだ



















横山が二人の待つ部屋にやって来ると

錦戸はソファーに座っていたが

立ち上がった




そして安心したかのように

照れ臭そうに笑って横山を出迎えたのだ



そんな錦戸を見ると

横山は傍に歩いて行きながら



横山「先走るからこうなるんやって

いつも言ってるやろ」



そう言いながら

頑張った仲間を称えるように

軽く頭を抱いたのだ



それを錦戸は素直に受け取るように

頭を抱かれながら



錦戸「・・・・おん」



静かに頷いたのだ



横山はゆっくりと錦戸を離すと

奥に座っている雪を確認した



雪は横山と目が合うと

静かに頭を下げると




雪「大倉さんは大丈夫ですか?」



悲しそうな瞳で聞いたのだ




雪の気持ちも大倉の気持ちも

理解している横山は素直に答える事にした




横山「おん、心配してるが

まだ平素を保ってるで」



横山の言葉に

雪は少し安心するように微笑んだ



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