• テキストサイズ

夢の欠片

第7章  あの子











メアリーは10歳になった。



エースがメアリーの元を離れて3年が経った。







メアリー「エース・・・。」




エースは3年間、一度もメアリーの元を訪れる事はなかった。




メアリー「エースに、会いに行ったっていいよね。」




むくりとベッドから起き上がるメアリー。







そうと決まれば会いに行こう。























エースの気配を追って来てみれば、山の中。

木の上をたんたんと駆けて行くと、とある一つの家に辿り着いた。





メアリー「一般人・・・?なわけないね。・・山賊か。」





スタンッと家の前に立つメアリー。








メアリー「相手は山賊でしょ・・・?だったら普通に入らなくたっていいよね・・?でもそれでエースが困るなら嫌だなー・・・。」




悩んでいると、




「・・・姉ちゃん・・?」





と、後ろから声がした。
メアリーが後ろを振り向くと・・





メアリー「エース・・・!!」




大きくなったエースがいた。


エース「姉ちゃん何でここに!?」
メアリー「エースに会いたかったの!随分大きくなったね!!」



エースの大声に気付いた山賊達が家からゾロゾロと出て来た。




「何だいエース!!・・・誰だいアンタ!!」

メアリー「・・・。」
エース「おいダダン!近づくな!!」


ダダンと呼ばれた女の人はその場にピタリと止まる。

ダダン「・・・で、誰なんだぃコイツは。」
エース「姉ちゃんをコイツ呼ばわりすんなよ。」




「「「姉ちゃん!!!?!?!?」」」








エースに姉がいた事が驚きだったようです。






/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp