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うちはの少女

第17章 帰郷と波乱




それから数日経ち、ユヅキはカカシ宅を訪れていた

ユヅキ
「里がこの様子じゃ、そろそろ任務に駆り出されるんじゃないですかね?」

カカシ
「そうかもね…。サスケの方はどうなの?」

ユヅキ
「サクラちゃんがお見舞いに来てくれてます。健気ですね…本当に。」

カカシ
「ユヅキにもそんな感性があるなんてな…。」

ユヅキ
「失礼ですね。私は年相応の女の子ですよ!」

カカシ
「その年齢の女の子はそこまで強くないし、もっと夢見てるみたいな感じよ…?」

ユヅキ
「本当に失礼ですよ。でも、そこを除けば女の子ってのは認めてくれるみたいですね。」

カカシ
「まあね、そりゃあ、兄弟想いな女の子とは思うけどねー。ブラコン?」

ユヅキ
「そんなんじゃないです!今日のカカシさんは意地が悪くてらっしゃる。」

カカシの言葉に少し膨れるユヅキとそれを見て楽しんでいるカカシ

カカシ
「少し、からかっただけだよ。」

カカシがそう言って笑った時、コンコンと軽い音がし、目を向けると窓の外に鳥がいた

カカシ
「噂をすれば、だな。」

ユヅキ
「ですね。先に外で待ってますね」

ユヅキは外に出て、カカシの支度を待った

カカシ
「お待たせ。さ、行くか。」

ユヅキ
「病院、ですね?」

カカシ
「あぁ。」



病院に着くと、屋上でサスケとナルトが揉めており

ナルトは螺旋丸、サスケは千鳥を放っていた

その間を止めに入ろうとしたサクラ

カカシ
「ユヅキ、サクラを止めろ。」

カカシの言葉に頷き、二手に分かれた

カカシは2人の方向を変えて、2人はそれぞれ貯水タンクに突っ込んでいった

ユヅキはもしもに備えて、サクラを受け止め、屋上の入り口まで下がった





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