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うちはの少女

第17章 帰郷と波乱




イタチ
「うちはの血族でないあなたが、写輪眼をそこまで使いこなすとは…。だが、あなたの体はその眼に合う血族の体ではない。」

カカシ
(その通り…。すぐバテちゃうからな…。)

イタチはゆっくりと目を閉じた

イタチ
「うちは一族がなぜ最強と謳われ恐れられたか…。写輪眼の…、血族の本当の力を見せてあげましょう!」

イタチが眼を開けると同時にカカシは叫んだ

カカシ
「二人とも奴の眼を見るな!!」

アスマと紅はその声でぎゅっと目を瞑った

カカシ
「いいか、二人とも絶対に目を開けるな。今の奴と目が合ったら終わりだ。アレとやりあえるのはおそらく写輪眼を持つ者だけだ。」

イタチ
「確かに、写輪眼を持っていればこの”万華鏡写輪眼”に多少の抵抗はできる。しかしこの特別な写輪眼の瞳術、幻術”月読”は破れない……。オレを倒せるのは同じ”血”を持つ写輪眼使いだけだ。」

カカシ
「ユヅキ、サスケ…。」

次の瞬間、カカシは膝をついてしゃがみこんでしまった


「どうしたのカカシ…。まだ目を閉じてろっていうの!」

アスマ
「一体何があった!?奴がしゃべり終わった途端、急に倒れやがって!!」



カカシ
「探しもの、とはユヅキか?それともサスケのことか?」

しばらくの沈黙の後イタチは【4代目火影の遺産】だと言った

それを聞きカカシは自来也から聞いた情報を思い出していた

カカシ
「狙いはナルトの中の九尾、か?動いているのはお前たちだけじゃないのは知ってる。組織名は…"暁"だったか?」

イタチ
「鬼鮫、カカシさんは連れて行く。その他の方は消えてもらおう。」

イタチの言葉に鬼鮫が動き出した

その時何者かに鬼鮫は吹き飛ばされた

鬼鮫は素早く体勢を立て直し、相手を見た

鬼鮫
「何者です?」

ガイ
「木ノ葉の気高き碧い猛獣、マイト・ガイ!!」

鬼鮫がガイを甘く見ているとイタチが指摘した

カカシ
「ぐっ…」

カカシはとうとう力尽きて倒れ込んでしまった

ガイはカカシを担ぎ、紅にはカカシを医療班の所へ、アスマには援護を頼んだ

やる気充分の鬼鮫に対し、イタチは鬼鮫を沈めその場を去った



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