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うちはの少女

第17章 帰郷と波乱




次の日、サスケは目を覚ますと一目散にユヅキの部屋へと向かった

戸を叩き、声をかけたが返事がなかった

サスケは部屋に入った

そこは昨夜と変わらなかった

何一つとして変わるものがなかった

ユヅキの位置も、シーツのシワも、それはユヅキが昨夜から動いていないことを示していた

サスケ
「…ぉい!ユヅキ!!目を覚ませ!!」

近づいて、服を掴み身体を無理矢理起こさせた

でも、手を離すと人形の様に倒れてしまった

サスケ
「なっ!?」
(やはりただ眠ってるわけじゃなさそうだな…、どうすれば!?)

カカシとの約束もあり時間もない

サスケは仕方なくユヅキを置いて家を出ることにした



待ち合わせの場所にはすでにカカシがいた

正確には、アスマと紅もいた

サスケ
「カカシ…アンタが先にいるなんて珍しいな。」

カカシ
「ま!たまにはな…。それよりユヅキはどうしたんだ?」

サスケ
「…ユヅキならまだ寝てる。」

アスマと紅が移動し、サスケは驚く

カカシ
「サスケ、今日は先に行って修業してろ。オレも後から行く…。」

サスケ
「あ、あぁ。」


カカシも飛んでゆき、サスケは一人いつもの修業場へ向かっていった




カカシは一度、サスケ宅に来ていた

カカシ
「ユヅキの部屋は…。」

ユヅキの部屋に入り、ベッドで眠っているユヅキを見た

カカシ
「…ただ眠ってる、それだけじゃなさそうだねェ…。」

ユヅキの状態を確認するとすぐにアスマと紅を追った




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