第11章 極上の愛

「あ、亮ちゃん…」


「俺も…呼び捨てがええ」


「え？」


「大倉のこと忠義って呼び捨てにするなら、俺のことも亮って呼び捨てにして欲しい」


自分で言ってて恥ずかしくなる。


「何その可愛いお願い」


「アカン…？」


「ええに決まってるやん、亮！」


「…」


無言で照れる。


これはアカン…反則過ぎやで。


ドキドキする…。


「亮…」


「んー？」


「愛してる」


「お、俺も。愛してる…」


「ずっと一緒に居ろうな、亮」


「おん！…なんかプロポーズみたいやな」


「…プロポーズのつもりなんやけどな」


「ん？なんか言うた？」


「ううん、言うてへんよ」


「言うたやろ、忠義」


「言うてへん」


頑なに否定する忠義。


絶対言うたと思ったんやけどな…。


「教えてーや」


「ダーメ♪」