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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第12章 本当にそうかしら



その後も試合は、大ちゃんと火神の一対一。

火神を好敵手、と認めたのか、大ちゃんも本気を出し始めた。


「来るわ」


大ちゃんの『型のないシュート』。

こればかりは、流石に止められるはずもない。

のに…。


「なっ」

「!?」


火神は大ちゃんのシュートを止めた。

征十郎も予想外の出来事に、目を見開いた。


「……」


早い試合展開。

二人の野生、ともいえる選手の動きに合わせるだけで他の選手は精一杯、といったところか。

そんな中、私にはやはり気がかりなことが一つ。


「失礼、トイレへ行ってくるわ」

「…ああ」


前半戦が終わる前に、私はその場を離れた。

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