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青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第12章 本当にそうかしら



私の様子を見ながら、征十郎は少し考えたようにして言った。


「…言っておくが、勝手な真似はするなよ。お前をひた隠しに洛山に連れてきた意味がなくなる」

「わかってるわよ。それより…」


おそらく征十郎は、私が何を考えているのか気づいている。

だが、今の私には、そんなことよりもずっと気になっていることがある。


「その前髪、どうしたの?」

「……。気にするな」


気にするなと言われても。

朝会ったときは、眉にかかるほど長かったというのに…何が起こったのよ。

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