• テキストサイズ

青春あやまち論2【黒子のバスケ】

第8章 我が儘か



やってもいいのだけど、その後の柔軟をサボる傾向があるため、不安で仕方ない。


「自分、こないな時までそんな心配かいな…。ある意味尊敬するわ」

「褒め言葉として受け取っておくわ」


修学旅行か…。

私も小六と中三の時に行ったけれど、小学生の時の記憶はもう曖昧だし、中三の修学旅行なんて…そこまで楽しかった記憶もないわね。

なんせ中三なんて、あんな時期だったし。


「ここのチーズケーキがめっちゃ美味いんやって」

「へぇ…」

「ほんま興味ないねんな」


私が物思いにふけっている間、成美ちゃんはどこから出したのか、北海道のお土産カタログを広げて、語っていた。

が、私がそんなものに興味が有るわけでもなく、ただぼんやりと、その光景を眺めていた。


「(北海道なら行ったことあるわけだし…お菓子にも興味あるわけでもないのよね…)」


レオ姉はお土産を楽しみにしててね、なんて言っていたが、そんなことよりも、私は少しでも睡眠時間が欲しい。

そんなことを思っていた。

/ 422ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp