• テキストサイズ

再生ト破壊 【学園アリス】

第14章 大掃除


「ここにこの人の名前・・あー分かった!
この顔が消えている2人付き合ってんじゃねーの?」


美咲先輩がアルバムの中に写る顔が消されている柚香先輩を指差しながら何か閃いたような声色を出している


「傘マークに書かれてた"先生"と"柚香"ってこの2人の事か・・」




この部屋の中で事実を知る者は3人
私とのだっちと岬先生・・2人の顔をちらっと見てみると何か考え込むような表情をしていた




「で、本当の所は一体どうなの?のだっち
しらばっくれんなよー、女の子の方はともかく・・先生の方は知ってるんだろ?」


「えっと・・その・・」


翼先輩が怪しい笑みを浮かべながら、のだっちに事実を求める




「・・その方は昔、特力のクラスの担当教師だった方で」


「昔?今は居ないの?」


「そーいえば・・昔、特力に無効化のアリスをもつ先生がいたって聞いたような・・」


「え・・」


のだっちの言葉に疑問の声と憶測の声が飛び交っている


「や・・よく知らないんだけど・・その人、教職やめたか何かでもう学園にはいないんですよね?野田先生」


「えっ、ああ・・」


そこまでの情報が回っているのか、と少し驚いた様子ののだっちは肯定するしかなさそう


『蜜柑と同じ無効化のアリスやな』


あなたのお父さんの事だよ、蜜柑・・
ついこの言葉が出てしまった
早くお父さんの事やお母さんの事を教えてあげたい
でも蜜柑にとってはまだ知らない方が身の為なのかもしれない
だからせめてこんな風に匂わせてしまう






















/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp