• テキストサイズ

再生ト破壊 【学園アリス】

第12章 暴走


「部屋に戻らねぇのかよ」


『こんな格好やから・・みんなが寝た頃に戻ろうかな思って・・それに・・小さくなれんし・・』


そんな体力・・考えれない
歩くだけでも精一杯なのに・・力なんて使えない


だから誰にも見られるわけに行かないんだ




--ぐい


え・・!?


いきなり棗が私の前へとかがみ、わたしを背負った
いわゆるおんぶ状態・・


『ちょ・・っお、重いから!!』


「重い」


『当たり前やん!降ろして!』


「黙ってろ」


そう言ってこの木を登っていく
軽々しくジャンプして寮に一番近い場所まできた


なんて奴・・戦闘能力がズバ抜けているっていうのも納得がいく身のこなしだ


「つかまってろよ」


『え・・?ひ・・っ』


わたしを背負ったまま寮の屋根へとジャンプし、ベランダへと飛び降りた


ここ・・


ガラガラとベランダの窓を開け、中へと入る
ベットへと降ろされる


『棗の部屋・・?』


「何か文句あんのか」


黙れという威圧感あるオーラを放ちながらこちらを睨んでくる棗さん・・
そうか、棗はスペシャルの階級やからベランダがあるのか・・


『いえ、アリマセンなつめさん』


「とりあえず着替えるか
・・俺の服入るのか・・?」


大人の姿のわたし
いやー・・ちょっと厳しいな・・






























/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp