第3章 ウォータイム
「ミクルのLBX、カラーがジェノックカラーなんだよね」
「ジェノックカラー?」
「仮想国ごとに制服の色が違うごとと同じように、仮想国ごとにLBXと、カラーが違うんだ。DCオフェンサーはジェノックと一緒で、違うところは色なんだ。ミクルのLBXはジェノックカラーなんだ。ハーネスカラーにすると、敵か味方か分かるようになるし、別に変えなくても良いけど……。どうする?」
「じゃあ、ハーネスカラーにして!」
「わかった、ちょっと待っててね。すぐ終わるから」
そして、1分間……。
「よし、これでOKだ。はい、出来たよ」
タケルはミクルにDCオフェンサーを渡した。DCオフェンサーは、青から藍色へ変化していた。
「ありがとう、タケル」
「どういたしまして」
「さて、もうそろそろ夕飯の時間ね。食堂へ行きましょう」