第11章 理由と決意
3日目の最初の試合は梟谷とだった。
木「ッシャアア!!」
コタのスパイクを止めることが出来なかった。
谷「ひぇ〜〜!4番のひと今日も凄い迫力、、、」
烏「4番のスパイクは止められなくても手に当てるだけでもいい!」
「「「オス!」」」
谷「そっか、、、!止められなくても手に当たれば勢いが弱くなる、、、ってことですか?」
清「そう。ブロックの目的は基本的に2種類で
手に当ててレシーブし易くする為の『ソフト・ブロック』と、完全にシャットアウトする為の『キル・・ブロック』があるの」
谷「キルって“殺す”の“KILL”ですか!?」
清「そう」ニヤリ
谷「ヒェーッ!」
みんなが“とりあえず勢いを弱める”ことを意識する中、無気力な人間が一人、声を上げた。
月「止めなくてもいいんですか」
「「「!?」」」
烏「、、、いいや?どシャットできんなら、願ったり叶ったりだ。」
タイムアウトが終わり、コタにトスが上がった。
ブロックに飛んだ蛍からは今までとは違う雰囲気が漂っていて
コタは直前でフェイントに切り替えた。
「いい感じ。」
赤「木兎さん。今、逃げましたね?」
木「逃げたんじゃねぇ!避けたんだ!!上手に避けたの!!!」
鷲「油断、、、」
木「ハイハイ、スミマセンでしたァー!」
猫「いやー!これはまた!
厄介な雛鳥が殻を破り始めたかな?」
谷「あっ、太陽VS月?」