第11章 理由と決意

昨日と同様朝起きて部員と先生たちの朝ご飯を作って選手たちを起こしに行った。


雀田かおり{梟谷マネ}(以下:雀)
「じゃあうちら選手起こしてくるからご飯よそってて！」


白福雪絵{梟谷マネ}(以下:白)
「よろしくね〜」



残された私達はこれから雪崩れ込んでくるであろう腹ぺこの選手たちに備えてせっせとご飯をよそい始めた。



清「朱莉､､､。」



「なーにー潔子。」



清「澤村の事好き？」



「､､､こりゃまた唐突だね。驚きすぎてやっちゃん固まってるじゃないか。」



清「え､あ､ごめんね、仁花ちゃん！」



谷「いいいいえ！いきなりだったのでビックリしただけです!!」



生「なになにー？べにちゃん烏野の主将さん好きなの？」


横で同じくご飯をよそっていた生川のマネちゃんも話に混ざってきた。




恋愛トークって言うか女子トークは正直苦手。


けど悪い人たちじゃないって分かってるから



「んー、ナイショね？」



これだけ言っておけばきっと言わないでいてくれるはず。



生「分かった！内緒ね！」





少しずつだけど人間不信治ってきてるような気がした。


バレー部のおかげ、かな。