第9章 雑食
木「うーん。やっぱメガネ君さ、“読み”は良いんだけどこう、、、
弱々しいんだよな、ブロックが。腕とかポッキリ折れそうで心配なる。
ガッ!っと止めないとガッ!っと!」
月「僕はまだ若くて発展途上なんですよ。
筋肉も身長もまだまだこれからなんで」
木「むっ!?」
意外と挑発に乗りやすい蛍は簡単にノった。
黒「悠長なこと言ってるとあのチビちゃんに良いトコ全部持ってかれんじゃねーの。
同じポジションだろー」
「ックロ!!」
また何か言い返すのかと思ったら黙ったままだった。
木黒「、、、、、、、、?」
「蛍、、、?」
月「それは仕方ないんじゃないですかね〜。日向と僕じゃ元の才能が違いますからね〜。」
黒「?」
おちゃらけたように返す蛍。
何かおかしい。
「あっ!またスパイク練習ですか!?」
ドタドタとやって来た音駒の選手たち。
犬「俺ブロックやります!?やります!?」
夜「おいリエーフ転がってんじゃねぇレシーブ!」
灰「ゲェッ、夜久さん、、、!」
夜「ゲッて何だ!!」
月「じゃあ、僕お役ご免ぽいんで失礼します」
黒「あっオイ」
そのまま蛍は体育館から出て行ってしまった。