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光と闇に潜む龍【サボ】

第8章 Love


「待てよ、キスで誤魔化すな。理由言え!」

「・・・っつ・・・だから・・・!その・・・」

「何だ?」

「媚薬なんて使わなくたってお前とできるからだ!」

・・・。

何てこと言わすんだ・・・。

「ヘェ。お前がここまで言えるようになったとはな・・・。」

「う・うるせぇ!」

「そう言えば・・・。」

「は?って痛!!」

サボが背中にキスマークを付けた。

「いきなり何すんだ!!」

「名前・・・。」

「あ・・・。」

サボはいつの間にか着替えている。

「何でお前だけ・・・じゃなかったサボだけ着替えてるんだよ!」

「いや、普通はすぐ着るよ。」

「だったら私も・・・痛い!!」

腰が・・・動かすと尋常じゃないくらいの激痛が走る。

「おい、無理すんなよ。着替えぐらい取りに行ってやるから。」

サボがエスメラルダの部屋に向かった。

「・・・本当に・・私は・・・。」

もうサボから離れることができなくなった。

それでも構わない。

全てを知ってほしい。

自分の全てを・・・。

「ほら、着替えろ・・・って無理か。」

「無理ではない。」

「いや無理だ。手ぇ伸ばせ。」

「いいいいいいいい!」

「んなんじゃ無理だって。」

そう言って無理矢理ブラをつけられる。

「・・・んん・・・・・。」

「何だよ。今更恥ずかしいとか思うなよ?」

いや思うわ!

「ほら、下も。」

「こっちは自分で・・・。」

「ったく。」

いや、それが普通!

「お腹空いた。」

「俺も。」

・・・。

そこは気が利かないんだな。

「・・・あ、そうか。待ってろ。」

やっと気付いたか。

しばらくしてサボが食事を持ってやってきた。

「わりぃ、お前動けないんだったな。」

サボと一緒に食べ始めた。

「ついてるぞ。」

ペロ

「ひィって何すんだ!」

「ついてたから。」

「嘘だなついてなかった。」

「バレた。」

なんてやり取りが続き食事が終わった。

「ふぁ~あ。サボ、部屋まで運んでくれ。」

「は?いいだろ?ここにいれば。」

「それじゃ寝れない。」

「分かったよ。」

サボはエスメラルダを抱きかかえた。

「いいいい痛い!」

「やっぱここにいれば?」

「いや、部屋に行くくらい我慢できる。」

「そっか?」

エスメラルダはサボに運んでもらい部屋に戻った。
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