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私の隣は君

第9章 *8話*



放課後。
先輩は走って来てくれた。

「ごめんね、終礼がなかなか終わんなくて」

「いえ。大丈夫ですよ」

先輩は何か察してるようで、少し落ち着かない。
それでも深呼吸して、まっすぐ私を見る。

「先輩、ごめんなさいっ!!!」

思いきり頭を下げた。

「わ、ちょっと頭上げて!!」

「....すみません」

ゆっくりと頭を上げると、先輩は優しく微笑んでいた。

「分かってるよ、言いたいこと」

先輩はそう言って、また微笑んだ。
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