第10章 黒トリガー争奪戦
その日はすぐにやって来た
遠征部隊が帰ってきたのだ
3日間、迅さんに鍛えられて、トリガーの数も増やして大分強くなった…はず
私は迅さんの予知で戦う相手のデータを見た
遠征部隊のなかには、迅さんのライバルの太刀川さんもいた
陽介先輩のいる三輪隊のデータも見ていた
そして、今迅さんと作戦をたてている
迅「まず、第一に俺たちは相手のトリトン切れで撤退させることを目標とする。これがプランBだ。」
夏海「でも、風間さんがいるので、その狙いはバレそうですね」
迅「そ。で、バレたら相手にはちゃんと負けてもらう。俺の予知だとそのあと、会議があるから、そこで風刃と引き換えに遊真の入隊を認めてもらう」
夏海「!!?……いいんですか?風刃は…迅さんの…」
師匠の最上さんの形見、と言おうとすると
迅「ま、他の手があったら、そこは臨機応変によろしく~」
夏海(…迅さん……)