第20章 正直な自分
よしっ!!
「ありがとうございました!黄瀬君。」
「いいんっすよ!それよりもうダイジョブっすか?」
「はい!それでは。」
夜道は少し暗かったけれど
心は少しすっきりしていた。
いつも通りの朝がやってくる。
丁度、私の目の前に赤司君が居た。
「赤司君!」
「藍、おはよう。」
「おはようございます!」
よし!ここまでは普通にこなせてる・・・
「「あのっ!!」」
え。被った。
「いいよ?先に」
「い、いえ。お先にどうぞ。」
「・・・昨日は、すまなかった。」
やっぱり、赤司君はずるいよ
こうやって、あとから優しさがぐいぐいくる。
紳士だよ。