第10章 魔法の国
く・・・靴の音しか聞こえないよぉ~
赤司君の顔は、キリッとしてて、真面目で
少し冷めているような・・・そんな大人な顔。
「あ。あの・・・」
「ん?」
「私、どうすればいいんですか?」
「あぁ。僕がきちんとエスコートするから、普通にしてて問題ないよ。」
「え。あ・・・はい。」
え・・エスコート!!
私、大丈夫かな?・・・
大きな扉の前に立った。
人の声がかすかに聞こえてくる・・・
あぁ。緊張してきた。
私は、赤司君の奥さんとして来ているのだから
なにかへましたら、赤司君に迷惑が・・・
だんだんと暗い顔になっているのに
気が付かなかった。
「・・・。」
「藍・・・ふ・・ッ////」
「んん!!//////」
急にキスされた。
すごく急でびっくりした。
舌が・・・息が・・・
互いに絡み合って。
・・・一つに。
「ふぅん////ぷはッ!!」
「////藍。緊張はほぐれたかい?」
「//////はい。」
「顔が溶けそうになっているぞ?」
「はへ?/////」
慌てて顔をもとに戻した。
うわ~にやけてたかな・・・?
恥ずかしい・・・
「行くぞ・・」
「はい!!」
キ゚ィィィィイイ・・・
大きな扉がゆっくり開いた。
さぁ。始まる。
夢の時間が・・・