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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第2章 親善試合




ギャーギャー騒いでいると突如大きくボールをつく音がして、その様子を見た相田が彼らに声を掛けた




「火神君黒子君、休憩中なんだからほどほどにね。やみくもにやればいいってもんじゃないわよ」


「ウース!」「はい」


彼らの様子を見た降旗は「…やっぱI.Hの結果は悔しかったんだろーなー、オレらもだけどさ…」と言っており、降旗に新しく入った1年の朝日奈は溜め息を吐きながら、夜木は「そんな…出ただけでも十分すごいじゃないすか…」と言った

ちなみに朝日奈は背が大きく黒髪が特徴的、夜木はねずみ色に近い茶髪に小さめの背、中学の時はPC研究会だったらしい

そんな彼、夜木の言葉を聞いた降旗は震えながら振り返った




「ばっか1年生…そんな心持ちじゃ…マジで裸で告るハメになるぞ。カントクなめんな…」


「降旗先輩震えやばいス!!」


「フリ!オレらも行こうぜ」


「おー」


「ええっっ休憩中もボールさわるとか2・3年生体力どんだけあるんだよ…」


「同じ人間とは思えない…」


「そんなことないよ。2年も3年も最初はお前らと似たようなもんさ」


「土田先輩」


「がんばれば結果はちゃんと出るからな」



彼らのやり取りを見ていた元2年である日向達の年代、現3年生は口元に弧を描かせており、相田は最終確認のために「じゃあチケットは私と日向君で行っちゃっていいのね?」と問い掛けた

それに日向は少し動揺していたが小金井は「日向!」と彼を呼んでから彼の肩に手を置いた




「キメろよ。あのコの心にクラッチシュート!いいかげん!」


「何言ってんだお前は!?」








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