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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《3》

第4章 ムチャをするな




「さて…じゃ…行くッスよ、火が…」



そう言って始めようとした所青峰が彼らに「おーい」と声を掛けた。




「テツどこ行ったか知んね?」


「カゲトラさんが出た直後にいなくなったのだよ」


「カゲトラさんが…?」


「…え?じゃあ一緒に行ったとかそーゆーことっスか?」



その考えに一瞬フリーズした火神と黄瀬は「…いやいやねーだろそれは…」「っスよねー…」と会話を交わし、またフリーズしたのか止まった

そして、「まさか…」「あん時と同じパターンっスかぁー!?」と目を見開いて出入り口を見た

彼らの様子を見ていた苗字は手に持っていたスクイズを握り潰し床をスポドリで濡らしてから、出入口に向かった



「待て名前!お前は待っていろ!」


「ごめん征十郎今無理!」


「赤司の言うとおりだ!いくらお前の身体能力がいいからって、無理だろ名前!」


「叫んでる暇あるなら早く走れ「キセキの世代」最速!!」



そう言っている苗字はなぜか駐輪場に向かい、黒いバイクの前で止まってヘルメットを取り出した

制服のまま乗っていいのかは知らないが、彼女は制服のままごく普通にまたがってエンジンをつけた




「…はぁ!?なんでお前バイク乗ってんだよ!」


「何か知らないけど免許持っててバイクがあったから!とりあえず先行く!」


「苗字!苗字ー!!」



そう言った苗字は走り去っていき、ポカーンとしている選手達はその場で立っていた




「おい!急ぐのだよ!!」


「待て、あいつらはキャバクラへ行ったんだろう?」


「確かそーじゃなかったけー…」


「…18歳未満、入店禁止だ」


「(Jabberwockって同い年くらいじゃなかったか…?)」


「でも俺達高校生に見えないと思うんスけど」


「…着替えてから、行くぞ」


「…おう」






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