第9章 【VIP】吸血鬼の部屋
「ファレン……愛しいマイロード」
「ファレン様……お優しい方、わたくしめの麗しの君」
二人が上から下から突き上げ、ガクガクと挟まれたミュラーの体は折れんばかりに揺さぶられる。
「あっ……好き、好きよ……大好き」
うわ言の様に呟き、彼女は目の前の吸血鬼の体に縋る。
その体を搔き抱きながらも尚も揺さぶれば、それに合わせるようにルチアも絡みついてきた。
「やはぁっ、……もっ、らめっ、らめぇ……だめ、だめになるぅっ」
ぎゅうっと吸血鬼の首に腕を回し彼女が叫ぶ。
その唇を奪い、ヴィアトリクスは口内を舐め回す。
彼女の舌は震えなすがままだ。
「マイロード、私にも……」
後ろから小刻みに腰を動かしながらルチアが身を寄せる。
彼女は吸血鬼から唇を離し振り向いてその下僕と口付けた。
何度も体を震わせ達しながら、吸血鬼とその眷属と交互に何度もキスをする。