第3章 まさかの出来事
勢い良く教室に入り、軽く注目されながらも葵と詩穂の元へと向かう。
『どうしたどうした!そんな息切れして!』
『ちょっ、、あの、、、!!』
『はい、落ち着いてーー、深呼吸ー』
そういい、詩穂は私の背中をさする。
『あのね、、クランから返事がきたの!!!』
『うぇええええー!!まぢで?!』
驚きを隠せない葵達も、急に立ち上がり一緒になって目を輝かせている。
ほれっと携帯の画面を見せる。
『まぢだ』
『日向さんって人からだね』
クランってバンド名までは分かってたけど、一人一人の名前までは知らないんだよなー。
私が覚えてるのは、ボーカルとギターだけだし。
『で、返事かえしたの?』
『これ返した方がいい?』
『あったりまえじゃんか!!!返しなよ!』
またまた詩穂が私の背中を押してくれる。
2人の意見もあり、またメールを返すことにした。